あなたにおくる最後の言葉

弔辞など故人に向けた言葉を集めました





赤い公園メンバー、津野米咲さん追悼コメント

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【Vo.石野理子】

10月18日、私の大好きなまいささんが永眠致しました。
まだ、とても現実が受け入れられるような心情ではありませんが、今はまいささんが沢山の人から愛されていたんだということを実感する日々が続いています。
ずっと私たち四姉妹の長女をしてくれていたまいささんなので、今はただ安らかに眠っていて欲しいです。
まいささんの作った音楽はどれも原石みたいで、それをみんなで磨いている時間はとても尊いものでした。
これからは私たちなりの美しい形を探していけたらと思います。
最後に、赤い公園にとって大切な存在であるまいささんを悼む時間を少し頂くことにどうかご理解願います。

 

【Ba.藤本ひかり】

寝ても覚めても米咲がこの世界にいない事が今はただ悲しくて自分の身体の一部が無くなった気持ちです。
高校時代から最近まで米咲とは家族以上に同じ時間を過ごしてきました。誰よりも乙女で照れ屋さんで人に優しく道端で倒れている自転車を真っ先に直しに行く女の子でした。米咲と過ごした美しい思い出は一生なくならない宝物です。
赤い公園という素晴らしいバンドの一員のおかげで沢山仲間が出来ました。今はひとりじゃないと思えます。だからもう少し旅を続けてみようかと思います。菜穂も理子も米咲もついてるから大丈夫な気がしています。彼女がこの世界にいた証をこの手で鳴らして行きたいです。
当たり前すぎて言えなかったけど愛してるよ。本当にありがとう。どこまでも先輩だなんて嫌になっちゃうよ。今はどうかどうか安らかに。向こうの世界が禁煙じゃありませんように。

 

【Dr.歌川菜穂】

2020年10月18日、津野米咲が永眠致しました。
突然の事で、まだ現実を受け止めきれていません。
2010年に赤い公園を結成してから10年、沢山の米咲を見てきました。「自分には音楽しかない」と言う米咲の楽曲に、生き様に励まされ、憧れ、助けられてきました。
そして一人の女性として、クソ真面目で繊細で愛情深くて優しすぎるところが大好きでした。
米咲は、赤い公園に関わる全てを愛していたと思います。メンバーやスタッフ、ファンの皆、音楽友達、先輩たち、全てに全力で向き合う姿を間近で見てきました。そんな彼女だから、たくさんの人に愛されていたんだと思います。
赤い公園の楽曲は、米咲が29年間生きてきた証であり、これからも生き続けます。これからも、沢山の人の耳に届くことを願います。
今後のことは、メンバーそれぞれが自分の人生と向き合い、ゆっくりと現実を受け止め、考えていこうと思っています。
ひかりさんも理子も私も、鳴らしたい音が、届けたい音楽があります。どんな形になるか分かりませんが、また皆様の前で届けられるように、間違いだらけでいい、誰かのタンポポになれるよう、小粋に、死ぬまでヤングに生きていこうと思います。

 

※「赤い公園」オフィシャルサイトに掲載