本当にショックで、今はどうやっても心の整理をつけることができない。
同じ茅ヶ崎に育って、俺の幼馴染と言ったら加瀬、お前しかいないんだよ。それに、想い出がたくさんありすぎる。
最初に君がギターを教えてくれって言ってきたとき、こんなに覚えの悪いやつはいないって思ってたけど、その後ワイルドワンズを結成させ、いろんなアーティストに曲を提供したり、プロデュースしている君を見て、自分のことのように、本当にうれしかったんだよな。
君はグループサウンズという日本の音楽の歴史に、多大な影響を与えたミュージシャンの一人だと思う。友人として心底誇りに思っているよ。
ワイルドワンズはメンバーみんなが仲良く、一緒にツアーを回ったり、共演したことも数え切れないほどあったよな。
考えてみれば、こういう音楽仲間がいることが自分にとって一番の幸せだったんだなと、今改めて実感しているよ。
加瀬、俺より先にいくなんて順番が違うだろ。
また一緒にギターを弾いて音楽やりたいよな。
2015年4月28日 東京・護国寺にて葬儀・告別式(音声メッセージ)